2025年春運(春節<旧正月、今年は1月29日>期間の帰省・Uターンラッシュに伴う特別輸送体制)が14日、40日間にわたる幕を開けた。深センの各交通機関は、旅客の移動ニーズによりよく対応するため、全力を尽くして、「安全・安心で快適な春運」の実現にむけて取り組んでいる。
飛行機
今年の春運期間中、深セン航空は前年同期比2%増の3万便以上のフライトを運航する予定である。春運期間中の利用者数や需要に応じて1600本以上の増便も計画している。
深セン空港の予測によると、国内線では主に深センから東北と南西方面、及び海南などの重点的な人気観光・帰省都市に向かう路線を増便する。また、深センからハルビンや長春などの都市への航路でワイドボディ機を導入する。一方、国際線では市場の多様化した移動ニーズに対応するため、人気の国際観光都市と結ぶ航路を増便する予定である。
写真:深セン特区報提供
鉄道
春運期間中、深セン鉄道当局は鉄道アプリ12306の販売や空席待ちの注文数データに応じて、旅客輸送列車の運行を調整する。1月13日現在、深セン鉄道は春運期間中に1日平均1000本を超える旅客輸送列車を運行する予定である。また、旅客の夜間移動に対応するため、深セン北駅では春節前に400本以上の夜間高速鉄道を運行する予定である。
深センは人気の出発地として、広西や貴州、湖南方面行きの列車のチケットは特に売れ行きが良い。春運期間中、深セン北駅の利用者数は前年同期比6.6%増の延べ1760万人で、1日平均44万人に達すると見込まれている。
深セン鉄道部は、深センには複数の駅があるため、乗客に対して、乗車券に記載された始発駅情報をしっかりと確認し、間違えないように注意することを呼びかけている。また、発車1時間前までに駅に到着するよう呼びかけている。
長距離バス
深センバス集団によると、同社傘下の旅客・貨物センター所属の羅湖、福田、深セン北、深セン空港、皇崗の5つのバスターミナル及び羅湖草埔、深セン南頭古城の2つの経由地では2025年春運長距離バスチケットの前売りが全面的にスタートしている。今年の春運路線は広東、湖南、広西、福建、江西及び香港特別行政区、マカオ特別行政区などをカバーし、計117本が運行されている。
同社は市民に対し、バスターミナルでは乗車券購入時に実名制を導入しているため、有効な身分証明書の提示が必要であることを強調。また、乗車時にも身分証明書の携帯を義務付け、検査に備えるよう注意喚起している。紙のチケットやスマートフォンの電子チケットを提示すれば乗車できる。
写真:深セン長距離バスターミナル提供