今年は中国の春節がユネスコ無形文化遺産リストに登録されてから初めての春節である。深センの各行政区では1月22日から28日にかけて花市が一斉に開催される。無形文化遺産登録後初となる春節、その雰囲気はどうだろうか。一足先に味わってみよう。
羅湖区愛国路迎春花市では、180以上の生花店のほか、飲食や文化クリエイティブグッズ、春聯(春節を祝うために縁起の良い対句を赤い紙に書いて門口に貼るもの)、年越し用品、ペット用品などの特色ある約300のブースが設置される。公園巡りや祈願など多彩なイベントも開催される予定である。
深セン迎春花市・福田区が深セン節日大道節日広場でまもなく開催される。今年の花市では、伝統的な年越し用品や文化クリエイティブグッズ、グルメ・軽食、高級花のみならず、年越し用品にペットや国潮(中国伝統の要素を取り入れたおしゃれな国産品のトレンド)などの斬新な要素を取り入れた革新的な製品もたくさん登場する。また、「花財蛇」と呼ばれる新鋭芸術IPキャラクターもお目見えする。
また、塩田区迎春花市は塩田中央公園で開催される。海景路中央公園区間に沿って設置され、全長は約320メートルに達し、「Y」字形の配置になっている。約120の店舗が並び、花市や公演、年越し用品及びグルメエリアが設けられる。
光明区迎春花市は馬田街道光明大仟里広場で開催される。敷地面積は6000平方メートルを超え、100以上の店舗が設置される予定である。 花々や春聯、文化クリエイティブグッズなどのエリア、特色ある農産物や高級コーヒーなどの特色あるブースが設置される。
さらに、宝安区2025年迎春花市は宝安ビールタウン、新橋市民広場と沙井東塘街の3か所で開催される。花々や年越し用品、エンタメイベント、グルメ・特典を提供することで、祝祭感あふれる雰囲気を作り出し、市民が新春を迎えるのに相応しい場所となることを目指している。
2025年龍崗区迎春花市はメイン会場を龍崗区大運センター南広場に設け開催される。総面積は約1万平方メートルで、200以上のブースが設置する予定である。ミカンや蘭、桃の花などの植物から、グルメや文化クリエイティブグッズ、春聯、プレゼントなどの年越し用品まで、この花市では何でもそろっている。
そのほか、大鵬新区では、葵湧公園、大鵬新市場、南澳月亮湾広場に花市の会場を設ける。市民がいつでもどこでも花を購入できるように、管轄エリアにおいて佰花軒花芸、百合花芸、新怡花店など複数の花の購入スポットを増設する。
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