深セン空港T3ターミナルの西ウィングは国際線の拡充を目的とした改装工事が8月20日に竣工し、使用を再開した。
これにより、深セン空港の中でもターミナルに近いスポットに設けられた国際・地域線の搭乗口は9カ所から15カ所に増え、待合面積は7000平方メートル余り増加し、国際線から国内線への乗り継ぎエリアは1100平方メートルにまで拡張された。国際・地域線の年間最大利用者数は延べ約1000万人に達し、これまでの倍以上になった。
写真:深セン衛視深視ニュース提供
また、改装工事では関連施設や設備を更新し、国際線の乗り継ぎエリアも拡充された。そのうち、乗り継ぎ用保安検査・税関レーンは2本から3本に増え、もう1本の予備レーンが配置されることで、保安検査の効率が効果的に高まり、国際線のMCT(乗り継ぎに必要な最低限の時間のこと)のさらなる短縮につながり、旅客の乗り継ぎがより便利になることが期待されている。
写真:深セン衛視深視ニュース提供
今年に入ってから、深セン空港は深センとメキシコシティやブダペストなどを結ぶ国際旅客便10本を新設・再開し、深センと東京成田やバンコク、クアラルンプールなどを結ぶ国際旅客便8本を増便しており、国際・地域線の旅客輸送拠点は45カ所に達している。
7月末現在、深セン空港の国際線利用者数は前年同期比160.1%増の延べ約280万人で、2019年同期の85.2%まで回復した。