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羅湖口岸再開発、香港東鉄線と接続計画も浮上
提供元:  GD TODAY
発表時間: 2024-05-15 14:05

 広東省深セン市羅湖区政府はこのほど、香港MTR東鉄線を羅湖区まで延伸することを検討していると発表した。これにより、今後、深センから香港島の都心部へ50分で直接アクセス可能となる。

 5月11日に羅湖で行われた「質の高い発展を推進する」をテーマにした記者会見で、羅湖区深港(深セン・香港)現代商業貿易グレードアップ発展エリア指揮部の李乾副指揮長は、「現在、羅湖口岸(通関地)の改造が推進されています。長期的には、香港の東鉄線を羅湖区まで延伸させ、『一地二検(内陸部と香港の出入国検査を一か所で同時に行うこと)』が可能な羅湖口岸を整備することで、深センの中核的な行政区である羅湖区から香港島の都心部へ50分での直接アクセスが実現できるよう検討しています。これにより、両地の中心市街地の産業発展が深く融合することが期待されています」と述べた。

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写真:読特アプリ提供

 深セン市口岸弁公室はこれ以前に、深セン羅湖口岸の再開発計画が開始となり、香港東鉄線の北への延伸により、香港北部都会区の新しい鉄道プロジェクトと接続することを発表した。羅湖区の「第14次5カ年計画」では、香港東鉄線を羅湖港まで北上させることを促進し、贛深(江西-深セン)高速鉄道や厦深(厦門-深セン)鉄道などの路線を導入し、香港地区と大陸部間の双方向のアクセスをより一層円滑にしていくことを明らかにした。

 交通は羅湖区が深センと香港の協力を推進する大きな強みの一つである。羅湖区は深セン駅、羅湖北駅の2つの高速鉄道駅と、羅湖口岸、文錦渡口岸、蓮塘/香園囲口岸などの3つの口岸を有している。羅湖区の口岸を利用する出入境者数は深センと香港間の出入境者数全体の45.5%を占めているとのこと。


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