カナダ出身のThalheimer Patrick Charlesさんは15日、深セン市福田区の銀行で、広東省初の外国人来華就労許可証と社会保障カードを統合した実体カードを受領した。同日、ドイツ、アメリカ、トルクメニスタン出身の外国人専門家も、それぞれ広州市、東莞市、珠海市で同様の実体統合カードを初めて受領した。
この統合カードを所持する外国人は、社会保障、医療・医薬品購入、文化観光、交通、金融消費など、さまざまな分野で「多機能カード」としてのサービスを利用できるようになるとのことである。
Charlesさんは「統合カードの申請から受領までのプロセスは非常にスムーズで、効率的でした」と興奮気味に語った。また、「統合カードを受け取った最初の外国人になれたことをとても嬉しく思います。この統合カードを活用することで深センでの仕事や生活がさらに便利になることを期待しています」と述べた。
写真:深セン特区報提供
人的資源・社会保障部は2024年12月1日より、外国人来華就労許可証と社会保障カードを統合し、外国人の中国での就労および生活の利便性を向上させる。この措置により、外国人にとって手続きの所要時間とコストが大幅に削減されるだけでなく、外国人来華就労許可証、就労系居留許可及び社会保険などの業務が効果的に統合されることが期待されている。
深センで働く外国人は即日から、第一弾となる試行銀行である中国銀行深セン市支店の146の営業所で来華就労許可証を読み込んだ社会保障カードを申請することができる。