広東省自然資源庁は4日、「ゴールデン内湾」コンセプト計画・設計に関する国際コンサルティングの予告を発表し、世界に向けて関連経験を有するプロの計画・設計会社を公募している。
今回の国際コンサルティングには、コンセプト計画と都市設計が含まれている。そのうち、コンセプト計画は、地域一体化を目指した重点地域の計画、産業転換とイノベーションによるイノベーション空間の再構築、中国式現代化発展を目指した都市の質とイメージの向上、生態文明思想によるレジリエントな国土構築などの複数の重要課題に焦点を当てて全体的な構想と空間構造の計画を立て、重要な行動と政策の提案が求められる。また、都市設計は、「ゴールデン内湾」における都市間協力などの重要な地域に焦点を当てて開発計画を設計する。
写真:深セン特区報提供
コンセプト計画は「ゴールデン内湾」全域を対象とし、その範囲は広東省広州市、深セン市、珠海市、仏山市、東莞市、中山市の6都市の一部の地域に及んでいる。うち深セン市にある前海深港現代サービス業協力区、福田区、南山区、宝安区、龍華区、光明区の5つのエリアが対象地域となる予定である。
主催者は資格予選委員会を設立し、6つのコンサルティングチーム(連合体を含む)を選出して今回の国際コンサルティングに参加させる。
地図から見ると、「ゴールデン内湾」には「A」字型をした長さ約100キロメートルの珠江口の海岸線、約2100平方キロメートルの水域面積及び周辺の3つの都市圏の一部地域が含まれている。粤港澳大湾区の中心都市である深セン・広州・仏山・東莞の4つの「GDP1兆元都市」が集中し、また粤港澳大湾区の未来をけん引する最も重要な「ニューエコノミー」プラットフォームとなる前海深港現代サービス業協力区、南沙新区、浜海湾新区、翠亨新区、横琴自由貿易区などの国家・省レベルの新区が設立されている。