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中国、「無人航空機飛行管理条例」を公布 実名登録が必要に
提供元:  人民網日本語版
発表時間: 2023-06-30 10:06

 国務院と中央軍事委員会はこのほど、「無人航空機飛行管理暫定条例」を公布した。2024年1月1日から施行される。

 同条例は計6章・63条からなる。主として分類管理のアプローチに基づいて、無人航空機の設計、製造、メンテナンス・修理、組み立てなどについて耐空性管理と品質管理コントロールを強化し、製品識別コードと所有者の実名登録制度を構築し、使用機関と操縦者の資格についての要求を明確にする。また、飛行活動の管理を厳格にし、無人航空機の飛行における管制空域と飛行に適した空域を設定し、飛行活動申請制度を構築し、飛行活動の規範を明確にする。監督管理と緊急処置を強化し、一体化した総合的監督管理サービスプラットフォームを構築し、緊急処置の責任を果たし、緊急の処置・措置を整備する。

 同条例は特別に制定されたのは、主に次の2つの面を考慮したものだ。まず、実践という面を考えると、ここ数年、中国では無人航空機産業が急速に発展し、農業、国土、物流、科学研究などの分野で幅広く応用されるようになった。これと同時に、実践の中で、▽無許可飛行が他の航空機の正常な運航を妨げる▽コントロールを失って人に損害を与える▽盗撮による権利侵害行為を行うなど、無人航空機の抱える問題が日増しに顕在化していた。次に、制度の面から考えると、中国の現行の航空管理制度は人が操縦する航空機の運航管理モデルに基づいて設計されたもので、無人航空機の管理に有効な関連の制度的規定が欠けており、また無人航空機の技術刷新の速度が速いことや応用シーンの広さといった特徴に対応するのも難しかった。そこで専門の行政法規を制定し、無人航空機の管理法規の空白を速やかに埋め、法律に基づいて無人航空機の飛行と関連活動の安全監督管理を強化し、リスクを効果的に解消・予防し、関連産業の持続的で健全な発展を促進することが必要な上、非常に差し迫った問題となっていた。


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