第15回中華人民共和国全国運動会(全運会)の開幕まで残り300日となった今月13日、第一弾となる公式グッズが公開された。新華社が報じた。
画像・第15回全運会組織委員会公式サイト
第15回全運会の公式グッズは、ぬいぐるみやPVC、バッジ、貴金属など20ジャンルある。その他、春節(旧正月、今年は1月29日)をテーマにした公式グッズを販売するショップが春節前に続々とオープンする予定で、100種類、10万点以上のグッズが販売されることになりそうだ。
公式グッズを製造する広東省中山市のあるメーカーは、大会公式マスコットの「喜洋洋」と「楽融融」のぬいぐるみをすでに量産し始めている。第15回全運会や障がい者運動会、スペシャルオリンピックスのロゴマークとマスコットのデザインチーム責任者・劉平雲氏は、「このメーカーは、北京冬季五輪の公式マスコットキャラ・氷墩墩(ビン・ドゥンドゥン)を含む五輪やワールドカップのマスコットのぬいぐるみを多数製造したことがあり、その経験と実力は高く評価されている」と説明する。
画像・第15回全運会組織委員会公式サイト
同メーカーの関係責任者によると、ぬいぐるみは設計からサンプル製作、量産に至るまで通常約30日が必要という。しかし、少しでも早く「喜洋洋」や「楽融融」のぬいぐるみを多くの人に届けることができるよう、全社総動員で急ピッチで作業し、10日で量産できるようになったという。そのため、春節前には、ぬいぐるみ1万2000個を出荷することができる見込みだ。
第15回全運会の広東エリア執行委員会の関係責任者によると、現時点で、第15回全運会の公式グッズショップは、広州の主な商業圏をカバーしている。同委員会は今後、香港特別行政区や澳門(マカオ)特別行政区とのライセンス業務をめぐる連携と協力を強化し、広東省・香港特区・澳門特区発の特色ある公式グッズを提供できるよう取り組むことになっている。
第15回全運会は今年11月に、広東省、香港特区、澳門特区で開催予定。広東省広州市エリアでは、同大会のほか、障がい者運動会、スペシャルオリンピックスの開会式が行われる予定で、第15回全運会の競技の40%、障がい者運動会とスペシャルオリンピックスの競技の35%が広州市で実施されることになっている。