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外国人の深センでの決済がより便利に
提供元:  GD TODAY
発表時間: 2025-01-08 16:01

 海外からの訪問者に深センでより便利な決済サービスを体験できるようにするため、クロスボーダー決済分野で新たな進展を遂げる河套科学技術イノベーション協力区深セン園区はこのほど、「微信来華零銭包(海外からの訪問者向けのWeChatPay小銭ウォレット)」の決済機能の運用を開始した。

 WeChatPayは間もなく「来華零銭包」をリリースする。利用者はパスポートなどの書類を提供するだけで簡単に開通可能で、国際ブランドのクレジットカードを通じて小銭ウォレットにチャージすれば、中国での小口決済に利用できるようになる。現在、河套科学技術イノベーション協力区深セン園区は先駆けてWeChatPay小銭ウォレットの試験運用を開始した。

 同園区にあるコンビニで、WeChatのQRコードをスキャンしてソーセージを購入した米国人のジムさんは、「本当に素晴らしかったです。深センでは外出時に財布を持たなくても全然大丈夫です」と述べた。

 中国を訪れる外国人の利便性を高めるための円滑化措置に恵まれて、インバウンド市場は活況になっている。日増しに高まる訪中観光客の決済需要に対応するため、深センは全地域決済モデルエリアの取り組みに力を入れている。「まとまった金額はカードで、細かい金額はQRコ-ドで、現金は念のために」という方針の下、「カード決済+現金+デジタル人民元+モバイル決済」を組み合わせることで、外国籍の人々が深センで観光や仕事、生活などをする際の利便性を図っている。

 中国人民銀行深セン市支店のデータによると、2024年1月~11月において、海外からの訪問者が深センで行った消費決済の総件数は前年同期比65%の1億3100万件で、同78%増の178億6900万元に達した。


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