来年1月5日に中国全土の鉄道ダイヤ改正が行われます。内蒙古自治区中西部では最高時速300キロ以上の高速列車、最高時速200~300キロと最高時速120キロの列車が多く増便されます。
今回のダイヤ改正によると、鉄道部門は内蒙古自治区のフフホトおよび包頭と、杭州、上海、重慶、西安、成都、済南、鄭州、蘭州、太原、西寧、青島、大同、運城などの方面を結ぶ高速列車と普通列車が次々に運行され、内蒙古自治区の中西部から華北、華東、西南、西北地区への鉄道輸送時間が大幅に短縮されます。フフホトから上海、杭州、成都、重慶までの高速列車の運行時間はこれまでより約半分短縮され、旅客の移動により多くの選択肢がもたらされます。
フフホト東駅と北京清河駅(北京北駅)間の高速列車と普通列車は平日に3往復、週末に2往復で、フフホトおよび包頭と北京駅間の高速列車と普通列車は平日に38往復、週末に44往復で、繁忙期には最大54往復が運行されます。このことで北京と内蒙古自治区の間の観光や学生の移動、出稼ぎのための需要を最大限に満たすことができると見られています。
貨物輸送について、複数の鉄道局区間にわたって運行される貨物列車が2本増やし、計15本となります。うち中国と欧州を結ぶ定期貨物列車の「中欧班列」は9本、鉄道、道路、海運などを組み合わせる貨物輸送列車の複合式班列は4本、都市間貨物列車は2本で、より多くの内蒙古産の商品が鉄道を通じて自治区外に販売されたり海外に輸出されたりするようになる見込みです。