中国科学院が28日に明らかにしたところによると、中国科学院はこのほど広東省深セン市で合成細胞国際科学プログラムを開始した。同プログラムは合成生物学分野の先端基礎研究問題に焦点を当て、世界の学際的な強みを活用し、生命科学の先端研究とバイオテクノロジーイノベーションの協力を共に推進する。新華社が伝えた。
同プログラムは中国科学院深セン先進技術研究院の合成生物学分野における科学技術任務の展開、重要科学技術インフラ、制度化されたチームなどの優位性に基づき、国際協力を実施する。合成生物学の先端科学・技術の中核的なボトルネックの打破に取り組み、人類に共通する課題に対応する協力モデルを形成する。
中国科学院は近年、合成細胞分野の国際協力に取り組んでいる。中国科学院深セン先進技術研究院などの国内の科学研究機関は2023年10月、日本、韓国、マレーシア、シンガポール、タイの大学・科学研究機関と共同で合成細胞アジア連盟を設立し、今年4月に協力覚書に署名した。より広範な国際協力関係を構築するための基礎を固めた。