港珠澳大橋(香港・珠海・マカオ大橋)出入境検査所が5日に明らかにしたところによると、同日22時現在、港珠澳大橋・珠海公路出入境検査所から出入境した車両が初めて延べ2万台の大台を突破し、同大橋が開通して以降の一日あたり交通量の最高記録を塗り替えた。新華社が伝えた。
データを見ると、国慶節(建国記念日、10月1日)連休を迎えた10月1日から5日までの間に、同検査所から出入境した旅客は前年同期比34.33%増の延べ45万3000人、車両は同56.38%増の延べ9万3000台だった。そのうち香港特別行政区・澳門特別行政区のナンバープレートの車両は同73%増の延べ5万6000台となっている。
「交通は便利だし、高速道路の通行料金を払わなくていいので、連休は家族と一緒に広東省に行って国慶節ムードを味わった」と話す香港特区住民の陳志豪さんは、朝早く香港特区ナンバープレートの自家用車で出発し、同大橋経由で広東省に入境した。まず中山市を訪れてグルメを堪能し、それから中山市と深セン市を結ぶ深中通路で深センに行ったという。
港珠澳大橋の出入境検査所の関係責任者の説明によると、予約メカニズムが最適化を続け、出入境の枠がさらに拡大して、自動車で同大橋を経由して広東省に行き、観光したりレジャー消費を楽しんだりするのが、多くの香港特区・澳門特区の家庭で定番の休日の過ごし方になっている。旅客と車両の流れのピークに積極的に対応するため、同大橋出入境検査所は勤務プランを科学的に調整し、香港特区・澳門特区の出入境管理部門、連合検査機関との緊急対応協力を強化し、あらゆる時間帯の旅客・車両の流れの変化に注目し、警備を適切に増強し、ピーク時の十分な通行量を確保し、旅客の流れを分散させ誘導する能力を効果的に高め、旅客の安全でスムーズな出入境を全力で保障しているという。