2024年の「世界トップ2%科学者リスト」(第7回)がこのほど、正式に発表された。同ランキングは「生涯科学影響力ランキング」と「年度科学影響力ランキング」の2つに分かれる。ランキングは21万7098人の科学者を選出し、各学科のトップ2%の科学者をほぼ網羅。中国大陸部からは1万687人が選出された。うち深セン市からは科学者や学者243人が選出された。科技日報が伝えた。
深セン大学からは計243人が選出され、うち80人が「生涯科学影響力ランキング」と「年度科学影響力ランキング」に同時に選出された。
同大学の今年の「生涯科学影響力ランキング」に選出された学者の数は前年より13人増加した。選出された学者は12の学科・分野、25の下位分野、そして学内14学院(学部)を網羅。一方で、「年度科学影響力ランキング」選出者は同34人増加した。選出者は13の学科・分野、46の下位分野、学内19学院(学部)を網羅。
南方科技大学の今年の「年度科学影響力ランキング」の選出者は前年より19人増の193人で、「生涯ランキング」の選出者は同10人増の109人。
香港中文大学(深セン)の今年の「生涯科学影響力ランキング」と「年度科学影響力ランキング」の選出者はいずれも過去最高を更新し、計70人で、31の下位分野を網羅。うち人工知能と画像処理、ネットワーク通信、オペレーションズリサーチ、オートメーションエンジニアリングなどからは40人が選出。同大学の人工知能及びコンピューターサイエンスにおける人材の蓄積を示した。
Scopusデータベースの引用データシステムの分析に基づく2024年の「世界トップ2%科学者リスト」(第7回)は、700万人近くの科学者の中から世界トップ2%の科学者を選出したもので、22の分野と174の下位分野に分かれる。同ランキングは科学者向けの長期的な科学研究業績の指標を提供し、科学者の学術的な影響力を客観的に反映するもので、世界で高い影響力と信頼性を持つ有力なランキングだ。