2024年中国・アフリカ協力フォーラムサミットが4−6日にかけて北京市で開催される。今年のフォーラムのテーマは「手を携え現代化を促進、ハイレベルな中国・アフリカ運命共同体を共に構築」。各自の国家現代化の道を探ることが、本フォーラムの重点的な内容であることが分かる。
アフリカ大陸は現在、現代化の道とモデルを模索する重要な時期を迎えている。本サミットでは多くのアフリカ諸国の指導者が開幕数日前に中国入りし、先に地方を視察することで多くの面から中国の現代化の歩みを理解し、明確な目標を持ち中国側とハイレベルな協力を実施しようとしている。ジンバブエのムナンガグワ大統領の中国での最初の訪問先は深セン市で、モザンビークのニュシ大統領は初の訪問先に上海市を選んだ。中央アフリカ共和国のトゥアデラ大統領が重慶市を訪問する理由は「双方の地理的特徴が似ている」で、中国内陸部の都市の「世界に向けた対外開放」の実現から学ぼうとしている。
マダガスカルの2万アリアリ紙幣には、中国のハイブリッド稲が印刷されている。これは現地に根ざしハイブリッド稲の普及に取り組み、同国の食糧自給率を効果的に高めた中国人専門家の優れた貢献を記念するものだ。アフリカの学者によると、中国の対アフリカ協力の大きな特徴は「アフリカの需要を駆動とする」で、これはより多くの国による「アフリカの声に耳を傾け、平等なパートナーシップを構築」をけん引した。中国・アフリカ協力フォーラムは終始、自発的と平等を基礎とし、アフリカの実際の民生問題の解消に取り組んでいる。これは中国・アフリカ協力が地にしっかり足をつけ、生命力が旺盛である重要な理由だ。
中国とアフリカの交流は、経済グローバル化におけるかつてない現象と言える。中国とアフリカはいずれも殖民侵略を受けた後発のエコノミーだが、これほど大規模な深い交流と協力を実施し、徐々に世界発展の新たなエンジンになっていることには、時代を画する意義がある。経済グローバル化はもはや西側主導の一方的なものではなく、より包摂的で多元的な方向に発展している。これは国際社会の主な願いと需要にも合っている。