「強固なデジタル基盤の構築、低空経済発展の促進」をテーマにした2024デジタル低空大会が2日、広東省深セン市で開催された。低空域飛行活動による経済形態「低空経済」をめぐり、今大会は、デジタル基盤が「低空経済」発展の後ろ盾となるにはどうすればよいかを包括的に検討した。
中国工程院の高文院士はあいさつの中で、「低空経済の質の高い発展を推進するには、政策の基盤、デジタル技術の基盤、サービスの基盤という3つの基盤を堅牢に築く必要がある。過去2年近くの間に、中国の低空経済の基盤は国の関係当局及び各界の推進を受けて徐々に固められた。デジタル技術の基盤は低空経済をスムーズに実施する上での中核的な要素であり、既存の4G・5Gネットワークでは低空経済のニーズに完全に対応することはできず、必要とされる感知能力はまだ不十分で、空域内における活動を効果的に監視・コントロールすることができない」とした上で、「低空ネットワークの発展には感知能力を備えて、空域内にあるドローンとその他の飛行体を識別し監視・コントロールできるようにすることが必要だ。これは目下の低空経済の発展における主な技術的ボトルネックであり、早急に解決しなければならない課題でもある」と強調した。