粤港澳大湾区(広州、仏山、肇慶、深セン、東莞、恵州、珠海、中山、江門の9市と香港、澳門<マカオ>両特別行政区によって構成される都市クラスター)の核心となる交通ターミナルプロジェクト「深中通道(深セン-中山ブリッジ)」が6月30日に正式に開通し、その利用者数が増え続けている。広東省交通集団のモニタリングデータによると、この1ヶ月間に同ブリッジを通行した車両の数は延べ300万台を超えた。これは珠江を跨ぐ車両全体の約4分の1を占めている。新華社が報じた。
多くの車両が走行している「深中通道」。
「深中通道」は、珠江デルタの「深セン・東莞・恵州」と「珠海・中山・江門」の2大都市群を直接結ぶ唯一のブリッジで、6月30日に開通して以来、夏休み旅行や、同ブリッジを観光スポットとした旅行人気の高まりといった要素が重なり、通行する車両の数は高い水準で推移している。
「深中トンネル」を走行する車両。
モニタリングデータによると、「深中通道」の開通後1ヶ月間の通行車両数は延べ300万台を超えた。また1時間当たり最多で延べ8000台以上が通過した。その内訳は乗用車が約93%を占めていた。週末になると、通行車両の数は約30%増えていた。時間帯別で見ると、通行車両が最も多いのは午前11時から12時、午後4時から5時の間となっていた。