広東省の深セン大学で今月2日、2024年度の卒業式が行われた。
中国科学院院士で、深セン大学の毛軍発学長が、「最後に一言、二言付け加えるとしたら、卒業記念品の『旅立ち弁当箱』を是非使って欲しい。そして人生という戦いの場においても、自分のことを大切にし、しっかりご飯を食べ、生活を楽しみ、種のように根を下ろして、一生涯、太陽に向かって成長し続けてほしい」と卒業生に語りかけると、会場からは大きな拍手が起こった。
深セン大学は昨年、「あまり夜更かしをせず、枕を高くして眠ってほしい」という思いを込めて、卒業生に「探夢枕」を贈呈した。
そして今年は、どんなに仕事が忙しくても、しっかりご飯を食べ、体調に注意するようにという思いを込めて、「旅立ち弁当箱」を贈呈した。
また弁当箱のほか、種のように全力で上に向かい、風雨に耐え、日光を浴びて成長するようにという思いと、全力で根を張り、困難に遭遇しても、目標を見失わず、充電や休息を経て、風雨が止むのを待って、また再出発すれば良いという思いを込めて3種類の種(トウアズキ、ライチ、ヒマワリ)も卒業生に贈呈したという。