厳しい暑さの夏となり、夏バテ気味だと感じたら、「氷と夏の都」と呼ばれる黒竜江省哈爾浜(ハルビン)に旅行に行き、その魅力を感じてみるのはどうだろうか。
旅行サイト・同程旅行が6月24日に発表した「2024暑運(夏休みの帰省・旅行に伴う鉄道輸送体制)旅行動向報告」のデータによると、6月以来、中国の主要都市の鉄道や民用航空の利用者が急増しており、新疆維吾爾(ウイグル)自治区烏魯木斉(ウルムチ)や哈爾浜、西蔵(チベット)自治区拉薩(ラサ)、貴州省貴陽などが人気の避暑地となっている。
データによると、 6月22日から月末までの期間、鉄道や民用航空は今年の夏の最初のピークを迎えている。民用航空の国内線の人気目的地は、北京、上海、広州、成都、深セン、重慶、昆明、哈爾浜、西安、長沙などとなっている。
昨年の夏と比べて、人気のある目的地の中で、順位が上がった都市は、青島や南京、哈爾浜、三亜、烏魯木斉、瀋陽などだ。今年の夏は、多くの地域で例年よりも暑さが厳しくなっているのを背景に、避暑地に向かう旅行が例年より早く人気を集め始めている。そして6月中旬から、貴州省や新疆維吾爾自治区、西蔵自治区、青海省、黒竜江省、吉林省といった避暑に適している都市の人気度が急上昇している。
食べて遊んで思いっきりバケーションを楽しめる哈爾浜
上海に住む女性・郭さんは最近、「哈爾浜氷雪大世界」の「ファンタジック氷雪館」が間もなくオープンするというニュースを見てとても喜び、「7月に家族みんなで哈爾浜に旅行に行く計画。氷雪大世界に行って、室内で氷像などを見たい」と話し、「どこに泊まるのが便利?」」と逆取材。「冬に哈爾浜に旅行に行けなかったので、今回、ファンタジック氷雪館に行くことができれば、私と家族の願いを叶えることができる。7月に、子供が夏休みに入ったら、みんなで遊びに行くスケジュールをもうしっかり立てている」と話した。
哈爾浜は、見所が多いほか、奥深い歴史と文化があり、老若男女問わずに人気となっている。哈爾浜に旅行に行った観光客の多くが、インターネットに画像をアップしたり、感想を書き込んだりして、哈爾浜では、おいしいグルメや楽しいアクティビティがたくさんあり、満喫できたことのほか、中国とロシアの文化の融合を楽しめるとしており、「哈爾浜に来ると海外旅行した気分を味わえる」といった感想も寄せられている。