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グローバルソテツゲノム計画、深センでスタート
提供元: GD TODAY
発表時間: 2024-11-22 17:11

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仙湖ソテツ(写真:深セン特区報提供)

 深セン市中国科学院仙湖植物園第9回学術交流活動並びにグローバルソテツゲノム計画始動式が11月19日、仙湖植物園で開催された。

 「グローバルソテツゲノム計画」は、仙湖植物園をはじめ、深セン華大基因(BGI)、中国科学院昆明植物研究所、南寧植物園、中国環境科学研究院、南京林業大学、モンゴメリー植物センターなどの10機構と共同で提唱したものである。グローバルソテツ保護連盟(GCCC)のVanessa Handley博士が首席科学者を務め、仙湖植物園の羅棟主任と華大生命科学研究院の徐訊院長が共同議長を務めている。

 同計画は国際協力の推進とマルチオミクス技術の活用を強化することを通じて、質の高いリファレンスゲノム配列とパンゲノムを構築し、ソテツ個体群のゲノム構造と形態進化を研究する。また、ゲノムに基づく保護ソリューションを制定し、絶滅の危惧に直面するソテツの保全にしっかりとした科学的基礎を築き、技術的サポートを提供する。これにより、世界生物多様性の保全に取り組んでいく。

 ソテツは古生代に登場し、ジュラ紀に最も繁栄し、現存する種子植物の中で最も古い系統の一つである。しかし、人間活動と気候変動の影響を受け、世界中のソテツの72%が絶滅の危惧に瀕している。そのため、すべてのソテツ植物が絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約(CITES)に登録されている。絶滅の危機に直面するソテツ個体群を保護することは、生物多様性の保全及び人と自然との調和的共生を促進することに重要な意義を持っている。


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