深セン港は「二つの翼、六つのエリア、三つの主体」という全体構成を形成しています。「二つの翼」とは、東部および西部の二大港群を指します。「六つのエリア」とは、東部の塩田、大鵬港エリアおよび西部の南山、大鏟湾、大鏟島・小鏟島や宝安港エリアを指します。一方、「三つの主体」とは、コンテナ輸送を重点とし、深セン港のコア競争力を世に示す塩田、南山と大鏟湾の三大主体港湾地区を指します。
港湾地区のリソースや発展ポテンシャルに合わせて、都市全体のまちづくりも考慮に入れた上で、各港エリアの機能は下記の通りとなっています。
南山港エリアはコンテナ幹線港の重要な構成部分であり、コンテナ輸送によって現代物流を発展させています。クルーズ客船、観光、バルク・一般貨物輸送及び造船などの総合的な機能を兼ね備えた港湾地区です。
大鏟湾港エリアはコンテナ幹線港の重要な構成部分であり、コンテナ輸送によって現代物流を発展させています。
大鏟島・小鏟島港エリアは製品油と液体化学品の輸送がメインに行っています。
宝安港エリアはバルク及び一般貨物輸送をメインとし、合理的にコンテナ船による運送事業を発展させています。
塩田港エリアはコンテナ幹線港の重要な構成部分であり、コンテナ運送によって現代物流を発展させています。
大鵬港エリアは石油、液体化学品、液化ガス輸送をメインとし、水上クルーズ客船の機能も兼ね備えた、深セン港東部におけるエネルギーの貯蔵・輸送基地です。