広州汽車のNEV組立ライン
中国自動車工業協会は2024年の自動車工業データを発表し、中国の新エネルギー車(NEV)の生産・販売台数が共に1200万台を突破し、10年連続で世界首位となったことを明らかにしました。
最新データによると、中国の2024年のNEV生産台数は前年比34.4%増の1288万8000台、販売台数は同35.5%増の1286万6000台で、NEVが新車販売台数全体に占める割合は40.9%に達し、引き続き中国自動車産業の重要な成長ポイントとなっています。また、2024年のNEV輸出台数は前年比6.7%増の128万4000台に達し、引き続き世界をリードしています。
中国のNEV生産・販売台数は2015~2023年の9年連続で世界1位となり、2024年も引き続きトップを維持しました。
また、中国の2024年のNEV普及率は38.4%で、ドイツは18%、米国は9.6%、日本は約3%でした。世界の自動車産業の勢力構造は変化しており、BYD、理想汽車(Li Auto)、蔚来汽車(NIO)、小鵬汽車(XPeng)、小米汽車(シャオミ、Xiaomi)などの中国のNEVブランドは国内外でますます多くの消費者に支持されています。
世界的に見ると、NEVは依然として供給が需要に追いつかない段階にあります。中南米市場では、電気バスと電気自動車(EV)の普及により、中国の新エネルギー技術と製品に親しむ消費者が増えています。東南アジア市場では、中国のNEVメーカーが強い競争力を示しており、2024年に少なくとも中国のNEVメーカー7社がシンガポール市場に進出し、2024年1~11月に登録された中国のNEV台数は6498台で、2023年通年の1659台を大きく上回りました。
中国電気自動車百人会の張永偉副会長兼事務局長は、中国市場におけるNEVの販売台数は2025年に初めて燃料車の販売台数を上回り、今年、中国のNEV輸出を含む販売台数は約1650万台に上り、成長率は30%近くになると予測しています。