中国深センイノベーション・起業ピッチ大会第8回海外予選大会で複数回も勝ち抜いた選手が、11月23日に続々と深センに到着した。241名の海外メーカーが172件のイノベーションプロジェクトを携えて深センに集結し、26日から27日にかけて、同市宝安区、龍崗区、龍華区、及び光明区で同時に開催される7つの業種別決戦に参加している。
深セン市が掲げる「20の戦略的新興産業+8の未来産業」という発展戦略をめぐり、同大会では新世代IT、デジタル・ファッション、先端設備製造、グリーン・脱炭素、新材料、バイオ医薬・ヘルスケア、海洋経済の7つの業界コンテストが設けられている。10月中旬以来、世界12カ国13都市で予選大会が開催され、プロジェクト計3518件と選手4261名から182件のプロジェクトが選び抜かれ、7つの業種別決戦に進出した。
また、同大会では「Fly with Shenzhen」をテーマにした国際人材向け深セン観光ウィークも開催している。海外メーカーが多岐にわたる見学イベントを通じて、「テクノロジー・イノベーションの都、若々しく活力に満ち溢れる都市、豊かな山と海に恵まれるエコシティ、グルメぞろい・住みやすい都市」を特徴とする深センの魅力を十分に味わうことができる。
龍崗区では「イノベーション龍崗」をテーマに、投資と融資とのマッチング、産業と融資とのマッチング・交流などのイベントを開催し、関連プロジェクトの龍崗への進出を促進する。また、宝安区では先端設備製造、グリーン・脱炭素、及び海洋経済業界をめぐり、プロジェクトプロモーションイベントや優れたプロジェクトの宝安への進出イベントを開催する。
さらに、光明区ではバイオ医薬・ヘルスケア、新材料業界を中心とし、海外選手の光明への進出・観光イベントを開催する。龍華区では、選手たちが未来都市展覧館、大浪ファッションタウン、銀星科学技術園などを訪れ、龍華の発展の歴史や計画・建設、産業計画などについて理解を深めることができる。
同大会のスケジュールによると、7つの業種別決戦でそれぞれトップ3に入ったプロジェクトが本選への出場権を獲得し、勝ち残ったプロジェクト計21件が29日に香港中文大学(深セン)で優勝を争う。
写真はすべて深セン特区報より