深セン税関が14日に明らかにしたところによると、今年1月から10月にかけて、深セン市の輸出入額は前年同期比(以下同様)19.2%増の3兆7600億元に達した。そのうち、輸出額が17.5%増の2兆3700億元、輸入額が22.2%増の1兆3900億元に達し、いずれも同期の過去最高を記録したことが分かった。
データによると、1~10月、深センの民間企業による輸出入額は28.8%増の2兆6600億元で、同期の深セン輸出入総額(以下同様)の70.7%を占めた。また、外商投資企業による輸出入額は1.3%増の9244億6000万元で、全体の24.6%を占めた。
写真:深セン特区報提供
貿易方式別では、1~10月、一般貿易方式による輸出入額は23.1%増の2兆900億元で、全体の55.5%を占めた。保税物流方式による輸出入額は27.7%増の9460億5000万元で、全体の25.2%を占めた。加工貿易方式による輸出入額は7014億元となった。
貿易パートナーとの取引では、深センの対外貿易企業は持続的に業務を展開している。1~10月、ASEAN、中国・香港地区、アメリカが深セン市の貿易パートナートップ3を占めており、輸出入額はそれぞれ27.7%増の6331億4000万元、14%増の5782億1000万元、12.3%増の3940億8000万元で、全体の42.7%を占めた。また、ラテンアメリカ地区との輸出入額は24.1%増の1962億2000万元で、うち対ブラジル、対コスタリカ、対ペルーはそれぞれ39.2%増、103.8%増、35.5%増となった。また、「一帯一路」共同建設国との輸出入額は24%増の1兆3200億元、地域的な包括的経済連携(RCEP)協定加盟国との輸出入額は24.6%増の1兆500億元だった。
写真:深セン特区報提供
輸出品目別では、1~10月の深センの電気機械製品の輸出額は13.3%増の1兆6500億元で、同期の深セン輸出総額の69.7%を占めた。そのうち、携帯電話、パソコン、家電製品などの「老三様(従来の三つの主力製品)」はそれぞれ2.9%増の1475億元、9.9%増の836億8000万元、23.1%増の806億元だった。電気自動車、リチウム電池、太陽電池などの「新三様(新たな三つの主力製品)」の輸出額は8.1%増の808億7000万元だった。そのうち、電気自動車は52%増となり、また電子部品、コンピュータ部品・周辺機器、自動車部品などの中間生産物の輸出額はそれぞれ19.4%増、43.4%増、26.5%増となった。
輸入品目別では、集積回路の輸入額が全体の4割を占め、自動データ処理設備及びその部品などの商品の輸入額が倍増した。また、深センの電気機械製品の輸入額は23.9%増の1兆1100億元で、同期の深センの輸入総額の79.9%を占めた。