中国上場企業協会の統計によると、2024年1~9月、中国A株市場(上海証券取引所、深圳証券取引所、北京証券取引所)の上場企業全体の営業収入は52兆6400億元、純利益は24兆4300億元に達した。2947社が営業収入プラス成長、2149社が純利益プラス成長、1708社が営業収入と純利益ともにプラス成長となった。4127社が黒字を実現し、黒字企業が約8割を占めた。創業板上場企業全体の1~9月の営業収入は2.0%増、上海メインボード上場企業の純利益は3.0%増だった。
四半期別で見ると、第3四半期のA株市場全上場企業の純利益は1兆5200億元で前年同期比4.9%増、前期比3.9%増。上場企業全体の営業収入と純利益の2つのコア指標の伸び率の差は引き続き縮小し、数年続いた営業収入が増えるが純利益は増えないという状況に変化が見られた。
発表されている第3四半期報告を見ると、A株市場上場企業の第3四半期の業績は全体的に改善され、企業の利益が底を打ち回復しつつある見通しが強まり、中国経済の持続的な安定向上の傾向をミクロ的に反映している。