中国の通信機器最大手の華為技術(ファーウェイ)は22日、中国企業として初めての独自開発したスマートフォン用の基本ソフト(OS)である「原生鴻蒙(ハーモニーOS ネクスト/HarmonyOS Next)」を正式リリースしました。同OSは、米アップル社のiOSとグーグルによるアンドロイドと並んで、世界の三大スマートフォン用OSの一角を占めることになります。
紹介によりますと、「ハーモニーOS ネクスト」は全てが独自開発によるもので、操作の円滑性、機能性、安全性がいずれも著しく向上し、さらに中国企業が「全てを自分で決められる」ことを初めて実現したスマートフォン用OSです。現在までに、「ハーモニーOS ネクスト」上で作動するアプリケーションとサービスは1万5000種以上がリリースされ、業務用アプリケーションの中には中国全国の18業界の3800万社以上が利用しているものもあります。
また、「ハーモニーOS ネクスト」は携帯電話、タブレット、自動車などの多くの機器の多くのシーンにおける相互接続を実現します。「ハーモニーOS ネクスト」を利用できるデバイスはすでに10億台を上回り、同OSについての登録開発者は675万に達しました。ファーウェイはさらに、中国国内の300以上の大学と提携して技術開発とモデルチェンジの加速を進めていきます。