ボダボダやトゥクトゥクと呼ばれる二輪・三輪バイクは長期的に、アフリカ現地の交通の典型的なイメージとなっている。今や時代の進歩と技術の発展に伴い、中国の新エネ車がアフリカに上陸し、現地の街の姿を徐々に変えている。
ルワンダの首都キガリで、中国EVメーカーのBYDが現地の提携先と協力し、東アフリカ初のBYD製EVディーラーを開設した。現地の販売員は、「中国のEVは操縦の体験、技術イノベーション、安全性、経済性で市場から高評価を得ている」と述べた。
南アフリカでは、長城、哈弗、BYDなどの中国自動車メーカーの大量のEVが市場に流通し、消費者から好評を博している。南アフリカの主要バス事業者も今年、中国企業と電動バスの調達契約を交わした。
エジプトで今年第1四半期にナンバープレートを取り付けられたEVの台数は、過去3年の総量の3分の1にのぼった。そのうち圧倒的多数が中国製だ。エジプトの販売業者は、中国製EVは質が良くコストパフォーマンスが優れ、エジプト市場の需要にぴったりであると述べた。
多くのアナリストは、アフリカ市場で中国の新エネ車の注目度が持続的に上がっているのは、主に高いコストパフォーマンスのおかげと見ている。
また多くのアフリカ諸国が国内のグリーンなモデル転換を支持する政策を打ち出し、かつ関連インフラを積極的に整備しているが、これも新エネ車の普及の条件を整えた。例えばエジプト政府はEVの関税を撤廃し、関連製品の販売を促進している。またエジプト国内の充電ステーションの数も近年倍増している。
また中国は新エネ車の完成車、動力電池、スマート運転席、車載ソフトウェア、産業チェーンの完全性、製造コストの経済性の面で世界をリードしている。多くの地場企業が中国の提携先と協力し、技術を導入し現地化生産を促している。その発展の潜在力に期待できる。