パリ五輪は現地時間の7月28日、スケートボード競技の女子ストリート決勝が行われ、夏季五輪初出場の中国の崔宸曦選手が4位になり、中国チームの五輪における同種目の最高成績を収めた。スケートボードが五輪競技になると、中国国内ではこの「ボード上のカーニバル」に参加する人が増え続けており、スケートボードのトレーニングに携わる多くの人々がそこに商機を見いだし、関連店舗の出店を加速させている。
広東省深セン市南山区にあるスケートボードトレーニング機関では、多くのスケートボード愛好家がさまざまなカーブや曲面でいっぱいのトレーニング場を縦横に走り回り、たびたび高難度の技を繰り出していた。うち10歳以下が大半を占めた。
同機関でコーチを務める王梓泓さんは、「スケートボードが五輪の競技になると、ますます注目度が高まり、自分のレッスンを申し込む人が大きく増えた。当社は基本的に一年中、成長傾向が続き、成長率は50-80%になる。うち大人が2割で、残りの7-8割は子どもが中心だ」と話した。
広東省深セン市にあるスケートボードトレーニング機関の責任者の黄振鋒さんは、「パリ五輪をきっかけにスケートボードに注目する人がさらに増えるだろう。当社は今、スケートボード産業を楽観視しており、来年は店舗を2ヶ所増やす予定だ」と話した。