深セン税関が20日に発表したデータによると、今年上半期の深センの輸出入額は前年同期比(以下同様)31.7%増の2兆2000億元で、中国の都市でトップに立ったことが分かった。
そのうち、輸出額は34.9%増の1兆4100億元で、全国1位となり、輸入額は26.5%増の7924億5000万元で、全国3位となった。深センの輸出入額は4 四半期連続で1兆元を超え、9 四半期連続でプラス成長を達成した。
写真:深セン特区報提供
上半期において深センの機電製品輸出額は21.4%増の9489億9000万元で、輸出総額の67.4%を占めた。そのうち、携帯電話や自動データ処理設備(パソコン)、家電などの製品の輸出額は合わせて18.9%増の1684億5000万元に達した。また、電子部品は29.3%増の1372億3000万元で、電気自動車(EV)、太陽光発電製品の輸出額はそれぞれ51.7%増の128億7000万元、81.6%増の24億8000万元に達した。
また、深センの技術集約型製品の輸出額は著しい成長傾向を見せている。上半期において深センの「20(戦略的新興産業)+8(未来産業)」クラスター関連製品の輸出入額は19.7%増の1兆2200億元となった。
深センは上半期において、一般貿易方式による輸出入額が46.5%増の1兆2800億元で、同期の輸出入総額(以下同様)の58.4%を占めた。深センの民間企業の輸出入額は48.3%増の1兆5800億元で、全体の72%を占めた。
写真:深セン特区報提供
さらに、深センは上半期において、トップ10に入る貿易相手国・地域との輸出入額はすべて2桁の伸びをキープし、「一帯一路」共同建設国・地域との輸出入額は4割以上増加した。トップ3となる貿易相手国・地域はASEAN、中国・香港地区、米国で、輸出入額はそれぞれ51.2%増の3856億6000万元、17.2%増の3178億7000万元、30.7%増の2296億7000万元で、その規模は合計で全体の42.4%を占めた。ASEANやオーストラリアなどの新興市場国との輸出入額は合計で50.2%増の5168億7000万元に達した。
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このほか、今年1月から6月までの深セン港の輸出入貨物取扱量は前年同期比15.4%増の5562万9000トンで、同期の過去最高を記録した。
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