中国遠洋海運集団(COSCO)が運営する北米西岸向け快速線SEA3がこのほど、深セン塩田港に初就航した。
24日午前、COSCOコンテナ船「新アフリカ」が深セン塩田港に寄港した。その後家電や越境EC貨物など7400TEU近くの貨物を満載し、中国を離れて米国へと向かった。
写真:深セン交通提供
これはCOSCOが運営する北米西岸向け快速線「中国・塩田―米国・ロングビーチ」直行航路SEA3が無事に初就航し、中国華南地区の越境EC業者や対米輸出企業に、より便利で経済的かつ効率的な国際物流の新ルートを構築したことを意味している。
写真:深セン交通提供
同航路の寄港地は順に高雄、厦門、塩田、米国ロングビーチとなっており、船舶6隻を投入した。航海時間はわずか14日間で、越境EC貨物の小ロット・多頻度の物流ニーズに対応するため、週2便で運航されている。オペレーションフローに関しては、引合から発注、出荷、照合、決済までのすべての手続きをオンラインで行い、また貨物輸送の全過程を追跡するサービスも提供されている。
写真:深セン交通提供
塩田港は遠洋航路ネットワークが密集しており、中国華南地区で欧米航路が最も密集している港の一つである。同港からヨーロッパへの航路は1日あたり4便、アメリカへの航路は1日あたり6便が運航され、数多くの海外の港をカバーしており、毎週100本近くの航路が世界各地へアクセスしている。