華為技術有限公司(ファーウェイ)の2024年開発者大会が21日、広東省東莞市で行われた。そこで明らかにされたところによると、ファーウェイが独自開発した基本ソフト「鴻蒙(Harmony)OS」の次期バージョン「HarmonyOS NEXT」は同日、開発者によるテストが始まり、予定では今年第4四半期(10-12月)に商用利用がスタートするという。
「HarmonyOS NEXT」はそのシステムが「Harmony」のカーネルおよび「Harmony」システムのアプリケーションにのみ対応し、アンドロイドのアプリとの互換性がないことから、「純血型Harmony」と呼ばれる。
ファーウェイの余承東上級取締役は、「現在までに、Harmonyエコシステムのデバイスは9億台を超え、254万人を超える開発者が集まり、4回のバージョンアップが行われ、億単位の消費者にイノベーション体験をもたらしてきた」と述べた。
余上級取締役の説明によると、「純血型Harmony」は21日、正式に開発者によるテストがスタートし、これに対応してファーウェイの折りたたみタイプのスマホ「Mate X5」や「MatePad Pro13.2インチ」など、多くのデバイスが同日にアップデートを行った。「純血型Harmony」は今年10-12月期に消費者の商用利用が始まる見込みだ。