最新の「中国ペット業界白書」によると、中国では80年代及び90年代生まれがペット飼育の主力軍で、全体の77.7%を占めている。中国(深セン)総合開発研究院の宋丁研究員によると、「シルバー経済」と「単身経済」の台頭が「ペット経済」の急成長を促している。若い単身生活者は消費能力が高く、ペット経済の促進で重要な力を発揮している。シンガポール華字紙「聯合早報」が伝えた。
多くの若者がペットを家族として扱っている。良いペットフードを選び、優れた医療、ヘルスケア、美容、サロンなどのサービスを受けさせている。カゴ、フードボウル、リードなどの日用品にもこだわっている。この流れはペット産業を専門化、詳細化、パーソナライズに向かわせている。ペットのスマート用品、医療、撮影、メンタルカウンセリング、葬儀など一連の関連業界を生んでいる。
深センという中国で最も若い都市でのペット関連企業は現在8万4000社を超え、2020年比で6倍増えている。ペット経済が中国全土で持続的に盛り上がっている。中国都市部のペット消費市場の規模が安定的に拡大し、15年の978億元から23年には2793億元に拡大した。26年には3613億元にのぼる見込み。