深センで開催されていた2024年世界トンネル会議が24日に閉幕しました。会場では、中国製のトンネル掘削設備が人々の注目を集め、グリーンシールドマシン、スマート溶接機、スマートトンネル点検車などの「新たな中国製」が海外への進出に取り組んでいます。
展示会場では、あるシールドマシンのカッタに付けられた緑の木の模様が非常に特別です。中国中鉄装備集団のエンジニアである韓博氏によると、このシールドマシンには、スマート制御、グリーンで省エネの更新技術が採用されており、従来のシールドマシンに比べて約2割の省エネ効果があり、軟土と硬岩の掘削モード切り替え時間は従来の3分の1に短縮されています。このシールドマシンは世界初のグリーンシールドマシンとしてイタリア現地で組み立てられ、シチリア島の高速鉄道のトンネル建設に使われるということです。
中国製グリーンシールドマシン
現在、世界のシールドマシンは、10台のうち7台が中国製で、中国国内で使用されるシールドマシンの95%は国産製品です。中国製シールドマシンは保有台数、年間出荷台数、施工総距離のいずれも世界をリードしているということです。
国際トンネル協会の前会長で、中国中鉄科学研究所の首席専門家である厳金秀氏は、「現在、中国のシールドマシン保有台数は約5000台あり、シールドマシンの生産能力も非常に高い。中国国内のトンネル工事に使われる以外に、欧米など多くの国にも販売され、好調な売れ行きを見せている」と紹介しました。