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アジア・太平洋のハブ
深センは香港に隣接し、立地的に特殊な優位性に恵まれています。「一帯一路」を提唱し、アジア・太平洋地域の重要な交通ハブでもあります。深センは国際的な深水港区、大型国際空港、アジアにおける最大陸路口岸（出入国検査場）があり、重要な高速道路、国家鉄道及び旅客輸送専用路線がここで合流しています。
深センが位置する珠江デルタは世界でも比類ないインフラ条件を備えています。深センを中心として、車で1時間以内にさまざまな産業付帯部品を調達することができ、科学研究の成果は速やかに革新的な製品を生み出すことに活かすことができます。深センは世界で最も市場との距離が短い、「ゼロ距離」であり、香港との通関は24時間対応可能で、23分で深センから香港中心部まで到達することができ、1時間で香港国際空港まで到達することができます。製造した製品を出荷すれば、1時間以内に深センと香港の口岸を通じて世界各地に輸送することができます。
2023年、深セン港における年間貨物取扱量は2億8700万トン、コンテナ取扱量は2988万TEUを記録しました。
2023年の年間貨物輸出入総額は3兆8700億元で、うち輸出額は31年連続で中国内陸部の都市で首位をキープしています。
2023年、深セン空港の国内旅客輸送量は延べ5273万人で、国内の空港で2位に躍進しました。
2023年、深セン空港の国内貨物・郵便取扱量は83万トンで、国内の空港でトップに立ちました。
イノベーションの都
イノベーションは深センの遺伝子です。深センは中国初の都市全体を対象とする国家級自主イノベーションモデルエリアとして、世界的に重要な影響力を持つ産業科学技術イノベーションセンターの整備を加速させています。戦略的新興産業の発展と未来産業の育成を、新たな質の生産力の発展を加速させる重要な手がかりと位置づけ、新エネルギー車や新型エネルギー貯蔵、低空域経済などの分野を中心に、質の高い発展を推進する「新エンジン」を育成しています。深センはファーウェイ（華為）、ZTE（中興）、テンセント（騰訊）、BYD（比亜迪）、DJI（大疆）など数多くのハイテク企業を輩出しており、名実ともに「イノベーションの都」と言えるでしょう。
深センにおける国家レベルのハイテク企業は2万4700社に達しました。
2023年、深センのPCT国際特許出願件数は1万5900件で、20年連続で国内の都市でトップをキープしています。
2023年、社会全体の研究開発（R&D）投資は1880億5000万元で、GDPに占める割合は5.81%に達しました。うち企業のR&D投資が社会全体の94.9%を占め、国内で1位に立ちました。
開放包容
深センは中国の対外開放の窓口であり、新興の移民都市でもあります。大量のハイレベルの人材が集まる、非常に活気にあふれた都市です。「来たら、もう深セン人」というキャッチフレーズのように、深セン独特の人口構造は強い人材活力と市場活力を生み出し、開放・包容・革新という多文化の特質を形成しています。ここでは、各国の異なる文化や思想が融合し、さまざまなイノベーション、アイデア、発想、創造が続出し、深センは「世界起業家の都」となっています。
世界58カ国の93の省・市・地域と友好関係（24の友好都市と69の友好交流協力都市）を結んでいます。
市場活力
深センは中国大陸内で最も「市場化」された都市であり、また中国初の経済特区であり、市場経済の発展は十分で整っています。市場環境は公平であり、企業を十分に尊重しています。深センは、数多くの企業家を輩出し、毎年11月1日に「深セン企業家の日」を設立し、全国で初めて「企業家の日」を設ける大都市となっています。
英『エコノミスト』誌では世界4300余りの経済特区の中で最も成功した経済特区に選出されました。
フォーチュン・グローバル500企業のうち、300社以上が深センへ投資しています。
2023年、深センの地域総生産（GDP）は3兆4600億元に達しました。
一定規模以上（年売上高2000万元以上）の企業による生産総額は4兆8500億元、うち工業企業の付加価値額は1兆1800億元で、いずれも2年連続で国内の都市で1位に立ちました。
全市の商事主体は累計422万6000戸に達し、商事主体の総量と密度は国内でトップをキープしています。
2023年版『フォーチュン・グローバル500』において深セン企業11社がランクインしました。
効率的な政府
深センは法治政府・サービス型政府・廉潔型政府の構築に取り組んでいます。特区立法権の優位性を十分に活用し、公平、透明、ゆとりあるビジネス環境を構築しています。深センは改革開放試験田としての使命を担っています。
深セン市は市場化・法治化・国際化・利便化を目標とし、多くの改革を推進し、行政簡素化と権限委譲を実施し、事務プロセスを最適化しています。全国で率先して商業登記付帯制度改革を推進し、会社設立手続きを簡素化を行い、起業の意欲を引き出しています。企業登録登記期間を20営業日から1営業日まで一気に短縮させました。
5年連続で全国重点都市一体化政務サービス能力評価で首位に立ち続けています。
4年連続で全国工商連合民間企業調査で全国ビジネス環境の最高評価都市に選ばれました。
都市文化
文化施設
2023年、深セン市には各種公共図書館が845カ所あり、蔵書数は前年比7.0%増の6476万3300冊に達しました。全市には博物館61カ所、美術館13カ所、放送局1カ所、テレビ局2カ所、放送テレビセンター3カ所を有しており、放送やテレビの人口カバー率は100%に達しています。
スポーツ施設
「i深セン」アプリでは「アプリで一元管理、ワンタッチで予約可能」なプラットフォームが構築され、スポーツ施設1930カ所と繋がり、各種運動場5800近くを開放しています。迅速で便利な施設予約、プラットフォーム上での料金支払い、施設へのルート案内などの機能を備えており、市民は気軽にスポーツを楽しむことができます。
同アプリにはスポーツテーマパーク42カ所、コミュニティスポーツ公園100カ所、大型体育館58カ所、サッカーコート1216面、各種フィットネス歩道1453キロメートル、スポーツ施設30411面、新規都市型・ビル型スポーツ場205カ所、及び新たに増設した150万平方メートルの運動場が掲載されています。