今回の展覧会は、豊富なエジプトのコレクションで知られるマンチェスター博物館によって企画された大型国際巡回展である。同展では選りすぐりの古代エジプト文化財108点が、7つのユニットに分けられて古代エジプトの特別な「ギリシャ-ローマ」時代の歴史に焦点を当て、その時期において融合したエジプト、ギリシャ、ローマの伝統的な生活・文化、宗教信仰、葬儀の伝統及び永遠の命を求めた観念を探求している。
今回の展覧会の一番の見どころは紀元1世紀ごろの「ギリシャ-ローマ」時代のエジプトから発掘された8体の黄金のミイラである。
ファイユームの肖像画(ローマ時代のミイラ肖像画)
ファイユームの肖像画(ローマ時代のミイラ肖像画)
本展覧会では静態展示品のほか、ドキュメンタリー、インタラクティブタッチパネル、ミイラのCTスキャン展示パネルなどのマルチメディアインタラクティブな展示内容も採用されており、観覧者は古代エジプト文化をより多元的に体験することができる。
開催期間:6月24日~9月11日
開催場所:南山博物館
チケット:無料、要予約
写真はすべて深セン芸文恵、及び南山博物館より