4月6日、深セン市宝安区西郷街道で北帝「三月三」廟会(縁日)が賑やかな雰囲気の中で幕を開けた。106のチームからなるパレードの行列は西郷公園を出発し、北帝古廟、真理街、王大中丞祠、巡撫街などの西郷街道にある史跡を巡り、数万人の市民が足を止めて観賞した。
今回の縁日は14日まで開催され、西郷街道における博物館や芸術館などの会場でもさまざまなイベントが行われている。特に注目されるのは、4月11日(旧暦3月3日)の北帝の誕生日に合わせて実施される「北帝の焼き豚配り」である。真理街で開かれるこのイベントはでは、午前11時に始まり、夕方には1000枚以上の円卓が順に並び、10000人以上の市民が一堂に会し、「吉祥・健康」を願う宴を共に堪能する。
今年の縁日パレードの行列には広東、香港、マカオ、台湾からの代表チームや、龍舞、鳳凰舞、麒麟舞、獅子舞を披露する深セン地元のチームなどが参加し、その数は過去最多となった。また、潮州大鑼鼓、呉川梅嶺の「飄色(龍や獅子舞や子供たちによるパレード)」、深セン塩田沙頭角の魚灯舞、広東劇などを含む10種類の国家級無形文化遺産チームも招待に応じ登場した。
西郷北帝古廟は500年近くもの歴史を有している。北帝古廟「三月三」縁日は北帝の誕生日を祝うために開催された民間伝統の文化イベントで、現在では深センで最大規模を誇る縁日となっている。
写真はすべて深セン特区報より