2023ワールドマッチレーシングツアー深セン・宝安総決勝(WMRT)並びにワールド・ベイエリア・ヨットレースは、12月12日から17日まで深センで開催されている。
WMRT2023は決勝戦が行われる中国深セン市宝安区を含む15の会場で大会を開催する。現在、14のサブ大会はすべて終了し、9カ国から12名のキャプテンがチームを率いて決勝戦で優勝を競う。
デンマークからのチームBorch Matchrace Racingは世界ランキングで2位に位置している。同チームのキャプテンを務めたJeppe Borch氏は、今回の目標が「表彰台に立つこと」だと示した。競技場について、同氏は宝安区歓楽港湾埠頭で、「この会場にいると、とても興奮します。ここには高層ビルがそびえていて、環境も良く、市民も友好的です。私たちは深センに到着してからこの数日間、たくさんのグルメを食べました」と称賛した。
スイスから参加したCapvis Swiss Match Race Teamは世界ランキングでもWMRTランキングでも3位に立った。同チームのキャプテンであるEric Monnin氏は、「初めて深センを訪れて、すべてが新鮮に感じました。深センはとても大きくて、高層ビルが立ち並び、すごく現代的な都市です。私たちは深センで素晴らしい1週間を過ごせると思います」と述べた。
WMRTは2000年に設立され、同大会の組織委員会本部はイギリス・ロンドンにあり、ワールドセーリング連盟によって認定された7つの特別大会のうちの1つだという。
また、宝安区では今回、第1回「ワールド・ベイエリア・ヨットレース」を創設することが決まった。これは初のベイエリアをコンセプトにした世界的なヨットレースとなる。サンフランシスコ・ベイエリア、東京・ベイエリア、ニューヨーク・ベイエリア、シドニー・ベイエリアなど多くの有名ベイエリアにおける都市・地域の国際ヨット選手を招待する予定である。これにより、世界各ベイエリアのセーリングスポーツと文化が粤港澳大湾区で初めて競技や交流を展開することが可能になる。
写真:2023 WMRT深セン・宝安総決勝組織委員会、宝安日報、宝安融媒、および宝安文体通提供