ラテンアメリカで最も才能のあるアーティストの1人であり、2019年ヴェネチア・ビエンナーレに出展したガブリエル・リコ氏が、12月11日に深セン海上世界文化芸術センター(SWCAC)で中国華南地域における初の大規模な個展「An Animal I Am」を開催した。
邱志傑氏がキュレーションしたこの個展では、セラミック彫刻やミクストメディアインスタレーション、動物標本などの多様な媒体を含む、ガブリエル・リコがアーティストとして作り出した30以上の代表的な作品がパノラマ展示されている。さらに、芸術センターの中庭には大型公共インスタレーション「甘さに満ちた脳」及びアウトドア風の大型公共インスタレーションが設置されている。
深セン博物館からの多大な支援で、アーティストガブリエル・リコ氏はSWCAC浜海展覧館の空間に合わせて、深セン博物館の所有する希少な動物標本を20セット使用し、驚異的な作品「野量」を新たに創作し、今回の展覧会で初めて披露した。
この個展は、幅広い年齢層の観客に荒野芸術の饗宴をもたらし、観客が人類の文明と大自然とを見つめ合う中で、個人とグループのアイデンティティに対する認識と帰属を探すことを可能にした。
本展覧会は2023年3月26日まで開催予定。
写真はすべて深セン特区報より