動画:深セン市宝安区提供
「グローバル文明イニシアティブ」の提唱のもと、深セン市宝安区は外国人向けに「文明交流・相互学習 宝安へようこそ」というイベントを開催した。8月から10月までの2ヶ月間、参加者はこのイベントを通じて宝安の魅力を体験することができる。第1回のイベントはすでに8月9日に開始された。
同イベントでは、観光コース計4本を提供している。そのうち、コース1では、宝安都市計画展示館や歓楽港湾、深センと中山を結ぶ「深中通路」、クルーズ船「海上彩虹号」を訪れることで、町の活力を満喫する。コース2では、鳳凰古村や清平古墟、松崗琥珀城を訪れ、沙井鎮の牡蠣を味わうことで、地元の無形文化遺産について理解を深める。
また、コース3では、Insta360や宝安低空経済産業公共サービスセンター、宝安ドローンシステム応用試験拠点、労働者博物館を訪問し、地元産業のイノベーションを体験する。コース4では、新時代文明実践センター、湾区国際交流サービスセンター、海帰(海外留学帰国者)島を訪れ、国際コンベンションセンターへ行ってボランティア活動に参加することができる。
深センの前身である宝安は、かつての古代航海路「海のシルクロード」にとって欠かせない経由地であり、深センと香港の文化の源でもある。粤港澳大湾区の中核的な地域に位置し、深センにおける重要な産業エリアで、経済が発達し、人口も集中している。また、空港、コンベンションセンター、及び深中通路の深セン側の出入口はすべて宝安にある。
すべての国家の前途と運命が密接に結びついている今日、異なる文明が互いに受け入れ合い、共存し、交流し、学び合うことは、人類社会の現代化プロセスを推進し、世界の文明の多様性を促進させる上でかけがえのない役割を果たしている。文化領域で先駆的な役割を果たすことを目指している深センにとって、宝安はその重要な一翼を担っている。