生態文明制度を完備する
「国際花園都市」として、深センは国家持続可能な開発アジェンダイノベーションモデル区の建設を加速しており、最も厳格な生態環境保護制度を実施することで、市民のために安全で効率的な生産空間、快適で住みやすい生活空間、澄んだ水と青い空のある生態空間を構築しています。
深センは「山海連城」計画を実施しており、多様な道路空間を備え、全域をカバーする屋外歩道システムを構築することで、山と森と海岸をつなぐネットワークを作っています。全市ではすでに約3406キロメートルの緑道が整備され、緑道のカバー率は広東省でトップの位置にあります。
全市の森林面積は788.16平方キロメートルで、都市の緑化カバー率は43.09%に達し、また各種類の公園1290カ所を設立し、緑道3406キロメートルを建設しました。
2023年1月~10月、深センのPM 2.5の平均濃度は19㎍/㎥に低下し、大気質指数 (AQI) の基準到達率は97.8%に達し、空気質は全国の一線都市で最高レベルに到達し、先進国の高レベルに達しました。
深センは世界初のバス・タクシーの全電動化を実現した都市であり、現在、世界における新エネ自動車産業チェーンが最も整備された都市でもあります。
国際マングローブセンター
2022年11月13日、「ラムサール条約」第14回締約国会議(COP14)で「国際マングローブセンター」に関する決議草案を採択し、世界初の「国際マングローブセンター」が深センに設立されました。ここ数年間、深センは様々な湿地保護措置を講じ、湿地レベル・分類に応じた保護システムを細分化し、整備してきました。マングローブは深センの「市樹」として、湿地の重要な種の一つです。マングローブ林は主に福田マングローブ林自然保護区内に分布し、一部は宝安区の沙井、福永、西郷、南山区の沙河、及び大鵬新区の垻光、葵湧、南澳などに分布しています。
湿地公園
深セン市は正式に湿地公園17カ所を整備し、そのうち国家レベルの湿地公園1カ所、市レベルの湿地公園10カ所を整備しています。
深セン市のマングローブ林の面積
約296.18ヘクタール
マングローブ自然保護区
「国際自然保護連合(IUCN)」によって国際的に重要な保護地域に登録され、中国の「人間と生物圏」の会員でもあります。
グリーン発展の枠組みを構築する
深センはグリーン・スマートによって都市のスマート発展の新たなモデルを計画し、生態優先を堅持し、陸と海の統合的な計画を強化し、地域生態の共同予防・管理を強化し、防災能力を高めていきます。グリーン産業を発展させ、グリーン・健全で住みやすい環境を構築し、二酸化炭素排出量ピークアウト・カーボンニュートラルをきっかけとしてグリーン発展の新しい枠組みを構築しています。
グリーン競争力
UNIDO-UNEP(国際連合工業開発機関-国連環境計画)によって発表された「2021中国都市グリーン競争力指数報告」で、深センは全国289都市の中で1位に立ち、「中国都市グリーン建築発展競争力指数報告」でも2位を獲得しました。
炭素市場試行
深センは率先して炭素市場の試行を開始し、国内で最も整備された炭素取引法規制度を確立し、気候(投資)融資改革の推進を加速させました。
提供元:深セン市人民政府新聞弁公室
編集・翻訳:GDToday