11月に発表された動物学研究の国際ジャーナル「動物学研究」に、黄超博士と毛思穎研究員による深セン山渓甲殻類十脚目(エビ・カニ類)に関する研究記事が掲載された。同記事では、深セン山渓の十脚目動物の多様性を紹介するとともに、「深セン」の名がつけられた新種のカニである深圳巨腹蟹(Megapleonum shenzhen)について記載し、深セン山渓の大型水生無脊椎動物の多様性に関する研究がより充実したものとなった。
写真:深セン特区報提供
深セン海岸山脈と大鵬半島は海洋に通じる多くの渓流があり、山渓の十脚目など生物の多様性が保たれている。
「深セン」の名がつく野生動植物は他に、深センヤクシマラン、深センウチワゴケ、深センシュウカイドウ、深セン後稜蛇、深セン近管クモなどが挙げられる。今回そこに深セン巨腹蟹が新たに加わった。