先日、「東方のハワイ」と褒められて有名な深セン小梅沙リゾートが、正式に一時閉鎖し、リフォーム工事を行うことを発表した。今後は世界級の都市型海浜観光リゾートを目指し、2025年に新たに運営を開始する予定である。
小梅沙リゾートは深セン市東部の黄金海岸線に位置しており、東に大鵬新区、西に大梅沙と隣接し、北は馬巒(ばらん)山の郊外の公園があり、南は大鵬湾に臨んでいる。山、湖、砂浜、暗礁などの優良な観光資源に恵まれており、天然ビーチを有する海浜レジャー観光エリアの一つである。
深セン市特発集団有限公司は、インフラが日に日に老朽化し次第に市場から遅れをとりつつある小梅沙に150億元を投入して、全面的なリフォーム・アップグレード工事を行う予定である。「生活、ビジネス、観光に最適」という山と海が融合する町をコンセプトに、「山、海、街」が一体となる世界レベルの都市型海浜観光リゾートを作り上げる。
「一つの山」:塩垻高速道路の北にある山林、その周辺には畳翠湖ダム、渓流やいくつかの谷があり、約40ヘクタールの生態公園、アウトドアスポーツ・キャンプ場基地を建設する計画である。また、片区でのブライダル産業の計画にあわせて山間結婚式場を作りライトアートを融合させた幻想的な山林ショーなどの企画も行っている。
「一つの海」:小梅沙湾は約134ヘクタールの海域を有しており、保護しながら開発することを原則として、海湾生態、ウォータースポーツ、ウォーターエンターテインメント、文化芸術を一体化した活力のある海湾を建設し、海浜ミュージックフェスティバル、海上結婚式、海上飛行機、海上無人船、レジャーボートなどの海上レジャーエンターテイメントプロジェクトを開発する計画である。
「一つの街」:塩垻高速道路より南の陸域では、ハイエンドホテル、海浜トレンドカルチャーをテーマにした商業街、特色ある文化観光・ビジネス空間、梅沙シティーホール、海浜コミュニティなどが計画されている。
「一つの世界」:「小梅沙新海洋世界」は南海文化をテーマとし、科学技術の要素を融合して、科学普及、展示やエンターテインメントを一体化した特色のある海洋公園となり、市民に不思議な海洋体験を提供する。